株式会社エービーシー・マート 様

15年以上ノンカスタマイズで利用しているSVingシステムの導入

最初に導入したシステムは15年以上前のSVingシステムのパッケージでした。売上管理から情報分析を行うシステムで、カスタマイズせずにそのまま利用しているが、ものが良いのでそのまま使えています。

さすがに15年も経つと取り扱うシューズ以外のカテゴリやブランドの種類が桁違いに増え、現場では物足りなさを感じている部分もありますが、メーカーによるサイズ違いや履いた感じなどは、複雑な分析ツールでの数値や結果よりも、役員含め全社員が店舗の現場に出ることで、「生の声」を感じることが重要だと感じています。だからこそ、昔から変わらずに同じ情報を見る事ができる点が会社の方針にマッチしていると感じています。

複雑な組織や様々な雇用形態をマスタ化！老朽化した人事評価システムのリプレイス

その後、2017年にこれまで使用していた人事評価システムのリプレイスをすることになり、エリアで開発をお願いすることになりました。現在取引している大手ITベンダーなどを含め、開発をお願いできる会社を探していたところ、使い続けていたSVシステムの開発元の営業担当者を、思い出して声を掛けたのがきっかけです。

これまでのシステムは、まだ店舗が150～200くらいしかない時代に作ったもので、評価の基準が売上や達成率に依存する評価になっていた。もちろんそれも重要な基準ですが、それだけで評価をするべきではなく、違う側面での評価を均等に考え、間接部門などの業務はできるけど売上は負けてしまう社員と、売り上げはすごく達成するが、業務が全くできない社員などの評価を均等にしたいという想いで作ったシステムでした。店長がログインして評価期間ごとに登録し、管理部門が集計して利用していましたが、店舗の増加に伴い担当者の作業をひっ迫する状況が続き、さらにサーバーの保守期間も終了、故障した場合には過去データも消失してしまうような状態でした。

現在のシステムにより近いもので、パッケージを探していましたが高額で、評価する組織や人数によって課金の体系違うなど意向に沿うものがなかったところ、長年の取引実績があるエリアに受託開発を依頼することにしました。

開発を進めて行くなかで、ユーザー部門の要望をくみ取ってもらうことができ、様々な雇用形態や異動時の兼務やルール化していないローカル的な組織などの部分をシステム化できたのがとても良かったと感じます。ヒヤリング工程がとても大変だったのではないかと思います。管理部門の評価も上々でしたので、開発については１００％満足しています。

今後期待する点については、営業力やプロジェクトをグイグイ進めて行くリーダーシップを強化して頂きたいと感じます。そしてこれからもシステムを使い続けることができる様に、今後も変わらずあり続けて欲しいと思います。